西谷文和 路上のラジオ 第184回 ふたつの特集 「水原問題は氷山の一角。スマホでカジノ、底なしのスポーツ賭博」/「奈良教育大学附属小学校で何が起きていたのか?」

西谷文和 路上のラジオ 第184回 ふたつの特集 「水原問題は氷山の一角。スマホでカジノ、底なしのスポーツ賭博」/「奈良教育大学附属小学校で何が起きていたのか?」

西谷文和 路上のラジオ 第184回 ふたつの特集 「水原問題は氷山の一角。スマホでカジノ、底なしのスポーツ賭博」/「奈良教育大学附属小学校で何が起きていたのか?」

第184回は、ふたつの特集をお送りします。

<特集1>「水原問題は氷山の一角。スマホでカジノ、底なしのスポーツ賭博」
     オンラインインタビュー: 新川真一さん(依存症問題対策全国会議)

前半では、大阪万博の後、夢洲に建設が予定されているカジノの危険性について、特にオンラインカジノの事情に詳しい依存症問題対策全国会議・事務局員で司法書士の新川真一さんにお話しを伺います。これまで多くのギャンブル依存症患者からの相談にも対応して来た新川さんは、莫大な借金に苦しみながらもパチンコなどギャンブルから抜け出せず、犯罪に手を染める人々も目の当たりにして来たといいます。大谷翔平選手の元通訳・水原一平問題などは氷山の一角で、米国においては底なしのスポーツ賭博の闇があるといいます。本当に日本にカジノが上陸すれば、我が国でもギャンブル依存症は更に深刻な社会問題になることは必至でしょう。そして新川さんによれば、コロナ禍で合法・違法含めギャンブルがどんどんオンラインへ移行したと言います。掌の中のスマホに賭博場の入り口があり、誰もが簡単にアクセスできるため、コロナ禍の前後ではその市場規模は約2割拡大したというデータもあるとのこと。新川さんは、夢洲のランドカジノに名乗りを上げているMGMリゾーツが、十分な集客が見込めそうにないのにそれでも見切りを付けないのは、むしろ日本でのオンラインカジノ解禁の特権を得ようとする算段ではないかとおっしゃいます。国ぐるみでそんな危険なカジノを誘致しようとしている現状は、決して看過できません。依存症、マフィアによるマネロンなどの犯罪誘発、治安の悪化、自民・維新のカジノ議連などの利権、何ひとつとっても国民にメリットはなく、危険しかもたらさない大阪カジノを、何としてでもストップさせねばなりません。

<特集2>「奈良教育大学附属小学校で何が起きていたのか?」
     ゲスト: 坂下伸一さん・山崎洋介さん (奈良教育大附属小を守る会)

番組後半では、奈良教育大附属小学校で起こっている深刻な問題について「奈良教育大附属小を守る会」の山崎洋介さんと坂下伸一さんにお話しを伺います。産経新聞はじめフジサンケイ系メディアで、同小学校が道徳や音楽(君が代の取り扱い)など複数の教科において学習指導要領に沿っていない「法令違反」の教育がなされているといった、まるで教員を犯罪者扱いするような報道がなされたことがきっかけに混乱が続いています。おふたりの元先生によれば、その後、運営母体の大学や、なぜか奈良県教育委員会から送り込まれた学校長などが改革に乗り出し、本来の大学附属小学校の設立意義であるところの教育研究に資するリベラルな教育方針を転換させようとするかのように、この3月までに何と全教員の6割(26人)、管理職教員全員を人事異動(通常人事を含む)させるなど、常識では考えられない「血の入れ替え」を行ったというのです。その背景には、どうやら独立法人化した奈良教育大学の焦り・経営のプレッシャーがありそうです。その中で、自民の文教族などが圧力をかけた疑いはなかったのか?本来、先の戦争を伴う暗い時代の反省のもと、国家権力とは独立して教育委員会が存在するはずです。自由で多様な考えが認められる教育現場と、子どもたちの未来を守るため立ち上がった先生方のお話に耳を傾けていただければと思います。

00:03 前枠 TM~
03:54 前半 Jingle~
26:10 後半 Jingle~
55:49 後枠 ETM~
57:49 アナ尻
60:00 曲尻 ~F.O

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